
転職活動をする中で、私にはいくつか大事にしていた軸がありました。
その一つが「英語を活かせること」。前職を退職後、約1年の海外留学を経験したこともあり、今後のキャリアでも英語を使って働くことは外せない条件でした。
取り扱い商材は概ね海外製品であることから、商社として海外のパートナー企業との交渉折衷ができることに魅力を感じました。
もうひとつは「前職において培った通信の知識や経験が活かせること」。前職では県庁防災危機管理の部署に在籍し、衛星通信のシステムを運用していました。日本デジコムの取扱い商材は官公庁も多く導入していることはイメージが付いていたので、提案を受ける側の視点を理解していることも強みになると考えました。
現在は、営業部航空サービス課で、航空機関連のお客様に対する営業を担当しています。国内のお客様への提案・販売活動がメインですが、海外パートナーとの価格交渉や、新しい商材の情報収集など、グローバルに動いています。国内のみならず海外出張も多く、最近ではフランスで行われた航空ショーにも、自ら会社に提案し参加してきました。
年齢や立場に関係なく、「目的や期待される成果」などをしっかり訴求することで、責任のある仕事を任せてもらえるのがデジコムの良いところです。
何よりも、好きな英語を日々の仕事で活かせていることが大きなモチベーションになっています。海外パートナーとのやり取りも基本的に一任されており、その分責任は大きいですが、期待される成果を出せたときの達成感は格別です。
もちろん、簡単なことばかりではありません。
特に無線通信機器は国内の法規制に準拠していなければ販売できないため、販売に至るまでに様々な調整や確認が必要です。
それでも、仕入れから販売まで一貫して裁量を持たせてもらえる環境は、とても貴重だと感じています。
また、顧客のニーズに合致する製品を自ら探し出し、提案できる自由度の高さも魅力です。単に決められた製品を販売するのではなく、自分のアンテナと行動力で価値をつくり出せる仕事だからこそ、日々成長を実感しながら働けています。
デジコムに入社する前は、県地方自治体で公務員として勤務しており、県全域にまたがる防災通信システムの維持管理を担当していました。
災害発生時に円滑に情報収集を行い、自治体としての対応方針を迅速に決定するためには、災害時にも機能する通信インフラの維持は見過ごされがちですが非常に重要です。
西日本豪雨による災害対応も経験し、非常時における通信インフラの重要性を認識しました。
こうした経験は、今の営業という仕事にも通じる部分が多くあります。
デジコムは防衛事業にも力を入れている会社で、社内には自衛隊OBの方々も多く在籍しています。そのため、普段の業務の中でも防衛関連の専門知識や現場でのリアルな経験に触れることができ、日々とても多くの学びがあります。
私自身はこれまで防衛分野に直接関わった経験はありませんでしたが、経験豊富な先輩方がフラットに話してくれる風土があります。質問や相談がしやすい環境を作っていただいており、新しい分野でも萎縮せずにチャレンジすることができます。
また、業務の中では民間・官公庁の両方にまたがるプロジェクトも多く、お互いの専門性を尊重し合いながら仕事が進んでいくのも印象的です。
堅いイメージがあるかもしれませんが、実際は風通しが良くて、みんな真面目だけど気さくな人たちばかりです。