表題の件につきまして、現在ご利用のEXPLORER500/EXPLORER700のメーカーであるCobham Satcom社よりインマルサットネットワークに接続できない事象が発生していることが
報告されました。
原因といたしましてはGPSモジュールのロールオーバーによるもので、2004年～2007年に製造された端末についてはすでにネットワーク接続不可になっております。
アンテナに内蔵されているGPSモジュールが1024週 (約19年) を超えると時刻がリセットされてしまい、結果として衛星に接続できない事象です。
また、2008年以降に製造された端末については別のGPSモジュールが搭載されておりますが、2025年7月以降にロールオーバーにより接続不可になる可能性があります。
※衛星通信においては、衛星本体と端末との間で時刻が正しく整合している必要があります。
衛星本体には通常、原子時計が搭載されており、正確な時刻情報を保持しています。
一方で、EXPLORER500 や EXPLORER700 などの端末に内蔵されている GPSモジュールにおいてGPSロールオーバーが発生すると、端末側の時刻情報がリセットされ、大きく狂ってしまいます。
その結果、衛星本体との間で時刻が一致しなくなり、通信不可となります。
端末の製造年は、端末裏面に記載されています。以下写真 (赤枠) を参考にご確認ください。
EXPLORER500/EXPLORER700は2019年にメーカー保守対応が終了しており修理、交換（バッテリー交換含む）は不可能となります。
これに伴い、お客様がお持ちの上記製品に対する弊社のサポートも行えなくなります。
お客様各位に於かれましては、この機会に後継機種への機種変更をご検討頂きますようお願い申し上げます。
※上記インマルサットサービス以外にも最適な衛星通信サービスをご提供できますので
衛星通信サービスについてのご相談、ご要望は下記連絡先にご連絡ください。
株式会社日本デジコム 営業本部
TEL:03-6661-6071 FAX：03-6661-6072