スラーヤは今年に入って新モデルを2機種をリリースした。ひとつはスタイリッシュなデザインで衛星携帯の厚ぼったい イメージの払拭に成功したThuraya SO-2510、もうひとつは衛星携帯初のカメラ付ケータイThuraya SG-2520である。 実はこの2機種、まだあまり知られていないのだが「スラーヤ・インターネット(ThurayaGmPRS)」という素晴らしく 使えるサービスがあるので紹介したい。
「スラーヤ・インターネット(ThurayaGmPRS)」は、衛星携帯サービスとしては初めてとなる常時接続ができる パケットデータ通信のインターネットサービスです。「GmPRS」とは、少し分かりにくいかもしれませんが、 Geo Mobile Packet Radio Serviceの略です。いままでスラーヤ衛星携帯を利用されていた方々からしたら ようやく待っていたものがリリースされた、といったところでしょうか。当社としても今後のスラーヤの 活躍にワクワクしているところです。
さて気になる使い勝手ですが、データ通信速度の仕様は下り60kbps/上り15kbpsとまずまず良さそうです。 60kbpsという速度はNTTのISDN回線が64kbpsですので一昔前のインターネットテレ放題といったところで、 Webブラウジングという点でいうとFlash中心で作成されたコンテンツの閲覧には不向きかもしれませんが、 それでもニュースサイトや会社ホームページなどかなり多くのサイトが利用できる速度です。 上り15kbpsは、従来が9.6kbpsでしたので2倍弱といったところ。こちらはMPEG動画など大きなファイル の取り扱いは厳しいので、テキストメール、MS Office製品のファイルやPDFファイルといった比較的 小さなデータ量の情報を扱うことになるかと思います。
【関連製品情報】
▼ スラーヤ衛星携帯SG-2520(ThurayaSG-2520)
▼ スラーヤ衛星携帯SO-2510(ThurayaSO-2510)
日本ではADSLから光ファイバーの時代になり、街角でも無線LANスポットがいたるところにある今日
このごろ、常時接続程度で何ができるのか?とお思いの方もいるかもしれません。
しかし、従来の衛星携帯サービスから考えると本当にこれはとても画期的なことなのです。
まず直接的にもっとも恩恵を受けることができるのが、常時接続パケット課金による通信料金の低減です。
従来のスラーヤ衛星携帯の場合、データ通信速度9.6kbpsといってもダイアルアップ方式しか利用
できなかったため100文字程度のテキストメールを1通送るだけでも接続に1分間はかかり、1通の
メール使用料金がどうしても200〜300円くらいかかってしまっていたのです。これだと、海外から
FAXを一枚送るほうがかえって安かったりしてしまい、ひとつの悩みどころでした。
メールですらこれだけ料金がかかるので、インターネット利用はもっと高くついてしまい、特別
な事情をお持ちの方以外はむしろ利用できないサービスになっていました。
しかし常時接続だとパケット方式で課金されるためテキストメール1通程度のデータ量だったら
数十円程度で利用することができ、インターネットも接続時間を気にせず閲覧することができる
のでとても実用的であるといえます。
また、常時接続ができるとVPNやFTPを利用することもできるようになり、スラーヤ衛星携帯を
利用すれば手軽にオフィス環境を構築することもできるようになります。
【関連製品情報】
▼ スラーヤ衛星通信モデム THURAYA DSL
▼ スラーヤ衛星通信モデム THURAYA IP
スラーヤ衛星携帯の利用者には
88216 ×××××××x@thurayamail.com
といったメールアドレスが無料で利用できる特典が用意されています。
メールボックスの容量も5MBありますので、スラーヤ衛星ケータイで撮った写真を
すぐ送ったりすることが
できます。
イリジウム衛星携帯と比較した場合、イリジウムではこのようなメールアドレスを利用
することはできすショートメッセージサービス(SMS)に限られることと、その料金が
1回当たり170円程度であることから、スラーヤ衛星携帯のほうがずいぶんと割安です。
スラーヤ衛星サービスはまもなく日本でのサービスを開始される予定なので、大ブレイク する商品になるかもしれません。